どうも、くろせるです(。・ω・)ノ
モンスターハンターライズ発売と同時に公開されたけど、なんやかんや話題になっていない「実写映画・モンスターハンター」知ってますか?
モンハンは初代からプレイしている身で、過去シリーズもかなりやり込んでいるので結構楽しみにして見に行きました。
という訳でその映画モンハンの感想です。
※ネタバレガッツリと超辛口の記事になるのでご容赦ください。
結論・こやし玉の方がマシ
- 映画全体が強引すぎる
- 序盤が完全にホラー映画
- 無駄で意味不明な格闘シーン
- ガチ初心者の鬼人化
- ワールド登場キャラクター達の不遇っぷり
- 強弱わからん上に使役されてるリオレウス
- こやし玉以下の終わり方
結果から言えば「映画モンスターハンター」を見るぐらいなら、現在発売中のモンスターハンターライズで遊ぶ時間に当てた方がいいです。
あと映画館でお金を払ってみるぐらいなら、そのお金は今やってるスマホアプリにでも課金した方がいい。
お金と時間を奪って「???」という感想だけくれるのが、この「映画モンスターハンター」だ!
で、具体的にどこがどう悪かったのか、7つに絞って解説していくことにします。
1.映画全体が強引すぎる
この映画の恐ろしい所は「会話」可能な人間が限られているという点。
序盤の主人公アルテミス率いる軍人部隊は当然会話可能ですが、序盤で全員死にます。
次に現地のハンターが仲間になるのですが、コイツはハンターではなく完全に “未開の地に住む原住民” と化しているので会話不能(意思の疎通はギリギリできる)
で、他にも受付嬢とか陽気な推薦組らしき人物とか、色々出てくるのですが彼らは全員「モンハン語」で喋っているので会話出来ません。
大団長だけ会話可能ですが、これもこれで色々と問題あるっちゃあるんですけど…。
とにかく大団長が出てくる終盤付近まで、「何が、どうなって、どうしたいのか」等の説明は一切ありません。
じゃあどうやって話が進んで行くのか?
全て主人公のフィーリングと適当な主人公補正で話が進みます。
2.序盤のホラー映画いる?
序盤は主人公の部隊がモンハンの世界に飛ばされ、砂漠で黒ディアに追いかけられて岩地に逃げ込むんですよ。
で、そこに居るのが「ネルスキュラ」なんですよね。しかも尋常じゃない数の。
そのネルスキュラの大群に襲われるというシーンが、クッッッソ長い。居る?このホラーシーン?別にホラー映画見に来た訳じゃないんだが???
そこから1時間無いぐらいですが「ネルスキュラの生態(ガチ)」を見せられます。
- 人間を糸でぐるぐる巻きにし巣に持ち帰り保存食にする
- 人間の体に卵を産み付けて孵化させる
- ネルスキュラの巣の内部構造を徹底描写
「これモンハンの映画でやる必要ある?」って思う。
いやネルスキュラの生態を考えれば、確かにこれはあり得る設定なんだけど、それをやるか???
もっと他に出すべき、出せるべきモンスターが居たと思うんだけど…。
3.無駄な格闘シーン
わかってたよ、だって出演俳優に「トニー・ジャー」が居るんだもん。絶対格闘シーン来るとは思ってた(映画マッハとか出てた人、トニー・ジャーの格闘は好き)
俺も格闘シーンは好きですけど、「その格闘シーンいる???」って視聴者に思わせるのはどうかと思う。
トニー・ジャーの演じる「ハンター」の行動がとにかく意味不明。
- ディアブロスの接近を知らせ、主人公達を助けようとする
- その後生き延びた主人公を殺害しようとする
何故か最初は助けようとするのですが、その後はいきなり殺そうとします。
ここから凄まじい格闘シーンが始まります、格闘シーン自体は見ごたえがあるのですが、そこへ至る経緯が「???」なので訳がわからなくてですね…。
ハンターは主人公をボコボコにする訳ですが結局殺さず、今度は捕虜みたいな扱いを始めます。
その後も2人は格闘戦を続ける訳ですが、最終的にはネルスキュラの巣に落ちそうになったハンターを主人公が助ける事で和解。
なんなんですかね?
4.ガチ初心者の鬼人化
映画PVでも何度か流れていた「ミラジョボビッチが鬼人化し、双剣を振るう!」というシーン。
強敵であるリオレウスか、はたまたディアブロスに使うのか!?と思っていたのですが…
アプケロスに使ってました
突進してくるアプケロスの群れを炎を纏った鬼人化で追い払う!というシーンです。
え、他に魅せ方あったと思うんだけど…
せっかくレウス、ディアブロっていう強敵がいるんだしさ。
まぁ一応レウス戦で使ってたような感じがしたけど…
5.ワールド登場キャラクター達の不遇っぷり
個人的に嫌だったのがワールド登場キャラ達の不遇。
受付嬢が檻に入れられた主人公の事を、まるで新種のモンスターでも見るようにずっと観察しているのは「なんか違くね?」って思いました。
ワールドの受付嬢ってモンスターに並々ならぬ興味があると同時に、困っている人は助ける!って感じだったので、これは個人的ですが解釈違いを感じました
最終決戦では武器も持たずに望遠鏡いじってるだけで「何しに来たの?」って感じ。
陽気な推薦組とそのパートナーとかも出ていたのですが、特に活躍らしい活躍も無し。
終始ただのコスプレ撮影みたいな感じでした。これならいっそ出さない方が良かったのでは?
6.強弱訳わからん可哀想なリオレウス
大空の王者リオレウスですが、話の流れからすると古代文明人に使役されています(え
あと強さが物凄ーく適当です。
現代兵器の猛攻撃では傷1つ付かないリオレウスですが、主人公の片手剣で翼が綺麗に引き裂かれてしまいます。
例えば「同じ世界の武器でしか傷を付けられない」という設定があるならば、こういうシーンも納得出来るのですが特にありません。
大団長の話も「リオレウスを狩るのは不可能」としておきながらも、ゴアマガラ出現時には「とりあえずコイツを狩ろう」みたいな。
もはやここまで来ると「ノリで動く映画なんだな」って気がしてきて、どうでもよくなってきました。
7.こやし玉以下の終わり方
最後は特に伏線回収もせず「続く!」みたいな終わり方しました。なんじゃそりゃ。
と言うか、終わり際に謎の人物が登場して余計に謎が増えるという。
酷すぎる終わり方で草も生えません。
総評.ライズ買った方がいい
映画見に行く時間とお金があるなら新作のモンハン「モンスターハンターライズ」買った方が百倍いいです。
映画は「クソ映画って言われてたし、怖い物見たさで見るか!」ぐらいの気持ちでいけば楽しめるかもしれません。
一応モンスターのCGは良い出来だったので、そこは迷う事なく評価できます。
CGの勉強しているとか、そういう人は観ても良いかも。
個人的には「モンハンという名前だけを掲げたクソ映画」という感想です。
モンハンが好きな人程ダメージを受けるタイプの映画なので注意しましょう(笑)