どうも、くろせるです。
実は先日Apexのデュオ大会「NoDamage杯 #3」というものに出場してきました。
で、大会前に困っていたのが「参考に出来るような動画とか記事なくね?」って事。
Apex本来の人数である、トリオ大会での情報は多くあるので困りません。
CRカップ・V最協・ALGS…どれか1つぐらいは聞いたことあるのではないでしょうか?
これらのトリオ大会であれば、プロが直々に後から解説してくれる動画なども存在するので、情報の仕入れ先には事欠きません。
しかし、デュオとなるとあまり参考に出来る動画やブログが存在しませんでした。
「デュオの大会ならこのキャラ!」「デュオならこの武器構成だ」「デュオ大会で勝つためのムーブ」みたいな。
こういった情報が欲しかったのですがイマイチ手に入らなかったので…
自分で分析して、実際に大会に出場して、自前で情報を獲得してきました。
なのでこの記事は「今後デュオの大会に出る人が参考に出来るような記事」として書いておこうと思います(自分語りもするけどそれは許せ)
自分はダイヤランクなので、ダイヤぐらいの目線での話にはなりますが、参考にしていただけると幸いです。
今回大会を開いてくださり、また実況等も務めて頂いたNoDamageGaming様には大変感謝しております。この場をお借りしてお礼申し上げます。ありがとうございました。
デュオ大会の試合結果まとめから
まずは私のチームの総合的な戦績から
全20チーム参加・40名でのマッチ
- 総合成績…4位
- 第一試合…3位
- 第二試合…13位
- 第三試合…1位
- 第四試合…10位
初大会出場で総合4位なら中々いけたかー?と思う反面、正直もうちょい上を目指せた感じはありました。
「なんだ4位か」と思う人もいるでしょうが、この数字が生々しい感じでブログに書くには最適なのでは?と思いました。
あとでまとめますが、基本的に優勝を目指すのであれば堅実に立ち回るのが最適だと感じました。
ただし、同じように優勝を狙う動きをする強プレイヤーともぶつかります。
早い段階でのポジション合戦になる場合、相手が強者の確率が高いのでインファイトの練度は可能な限り上げておきましょう。
ルールや参加者について
ちなみに私が参加した「NoDamage杯 #3」は特殊ルールが設けられていました。
- スナイパー禁止(ウィングマンを除く)
- ヴァンテージ禁止
- キルポ無制限(1キル=1ポイント)
- ランドマーク無し
なので、試合中にスナイパー武器を持つことはありません。
参加した人達ですが新人Vチューバーの方が多かったイメージですね、私のような一般人参加者もいましたが。
ランクに関してもプレデター・マスター・ダイヤ・プラチナなどなど。
プレデター・マスターは1名まで、ダイヤ以下は2名で組めるなど、パワーバランスは考慮してありました。
という事で、この試合結果などを参考にしてデュオ大会というものを分析解説していきまーす。
デュオ大会という性質について
今回の大会はトリオではなく、“デュオ” という形式での大会だったので少し勝手が違いました。
それを自分なりに解説していきます。
大会でピックされやすいレジェンドは?
トリオと違い、デュオになってくるとキャラピックに変化がでます。
ましてや大会ともなるとカジュアル・ランクとも違うので、どう変化するのか調べてみました。
丁度「NoDamage杯 #2(前回大会)」もデュオ形式での大会だったので、こちらを参考・分析してキャラピックを決めました。
こちらは「NoDamage杯 #2」でピックされたキャラを円グラフに起こしたもの。
完全自分用に作ったものなので、人に見せられるようなものではないのですが、説明する都合で登場させました。
分かりづらいと思うのでTOP5にまとめてみましょう。
デュオ大会でのキャラピック率
- ヴァルキリー(17%)
- ホライゾン(12%)
- レイス(11%)
- オクタン(11%)
- ブラッドハウンド(11%)
※見ずらいので端数切捨て
ヴァルキリーは他よりも高い採用率ですね、やはり勝ちに行くならヴァルは外せません。
デュオという性質上、ホライゾン・レイス・オクタンと言った「単体性能」の高いキャラが重要視されている傾向が見られます。
そのため「ヴァルキリー&単体性能の高いキャラ」というパーティーが多く見られました。
ブラハ・シアの採用率も高めで、こちらも「ヴァルキリー&索敵キャラ」という感じのピックが多くいました。
逆にヴァルキリーや索敵キャラを採用しないパーティーは、ファイトに強い…つまり腕に自信のあるプレイヤーが多かったイメージです。
プレデターやマスターを擁するチームがそうでしたね。
とは言えピック率だけでは意味がありません。
実際にどれぐらいの勝率があったのか確認していきます。
実際の結果は?
では先ほどのピック率を踏まえた上での勝率はどうでしょうか?
デュオ大会でのTOP5入賞率
- ヴァルキリー(22%)
- ホライゾン(12%)
- レイス(12%)
- シア(12%)
- ブラッドハウンド(10%)
※見ずらいので端数切捨て
だいたいピック率と連動した入賞になっていますが、TOP5にはオクタンの代わりにシアが入り込んでいます。
オクタンはピック率の割に勝率は振るわなかった、という事ですね。
さらに画像を見ると分かりますが、パスファインダーのピック率は7%以上あるにも関わらず、TOP5入賞率はたったの2%。
この事から “機動力だけ”のキャラは勝ちにくいと判断し、キャラピックを決めました。
最終的にデュオ大会に出場したキャラ
最終的に自分たちが選んだキャラは「ヴァルキリー&ブラッドハウンド」になりました。
自分がヴァルキリー、相方の紀陽さんにはシアをお願いしたのですが、シアよりもブラハが使えるという事なのでこの構成に。
つまり、先ほどピック率の高いと言った「ヴァルキリー&索敵キャラ(ブラハ)」の構成です。
で、なぜこの構成にしたのかというと…
詰み回避可能なヴァルキリーで勝率を上げる
ヴァルキリーを採用した理由はこちら
- 敵パーティー挟まれて動けない場合のケア
- 安置が遠い場合の保険
- 強ポジをいち早く取りに行くために
安置が遠い、敵パーティーが付近に多数いる、こんな詰みの状況でもヴァルキリーなら回避できます。
実際に大会でこんな場面がありました。
安置が来ているので後ろには下がれず、しかし前方2カ所の家をそれぞれのパーティーが陣取っている…。
普通なら高確率で詰みの状態です。
打開するためにどちらかのパーティーに仕掛けた所で、優雅に漁夫られてGGです。
ただし、今回こちらはヴァルキリーを採用していたので、射線を切って飛んで簡単にこの場面は回避できました。
いち早く強力なポジションを確保できるのもヴァルキリーならではです。
例えビーコンで次のエリアがわかっていても、そのエリアを確保しに行かないのであれば何の意味もありません。
その点ヴァルキリーならULTで飛べば解決。安置取りも速攻で行けます。
詰み回避&勝率を上げるために、ヴァルキリーは外せないピックと感じます。
戦闘補助、エリア把握、ハイド潰しでブラハ採用
ブラハでもシアでもどちらでもよかったのですが、索敵は絶対に必要だと感じました。
ブラハを採用した理由はこちら。
- 建物や安全な場所などの索敵
- 奇襲・ハイド・裏取りなどの警戒
- 敵の位置情報の把握
- 戦闘面での圧の強さ
ポジョンを確保する場合、まずはそのポジョンに敵が居るか居ないかを把握しないといけません。
その点、シアやブラハの索敵があれば一瞬で終わります。
欲しいポジションや建物内を「敵がいるかもしれない」と、隅々までクリアリングするのは時間の無駄ですからね。
そして後半、敵パーティーが多数生きている場合、みんな確保したポジションから動きません。
そうなってくると、敵の位置把握や安全な場所を探す事が求められます。
戦闘面でもブラハがいれば敵の情報丸わかりで強いですからね。
デュオという性質上、敵1人落とせば勝率は跳ね上がります。
そこでブラハのスキャンでフォーカスを合わせる事で、ダウンが狙いやすくなります。
スキャン1つで敵に多大な圧をかける事も可能ですから。
ヴァルキリーで飛びつつ大雑把に敵の位置を把握し、降下後はブラハのスキャンで細かく安全な場所を探していくという感じ。
武器構成に関して
お次は武器構成に関して。
何でも使える人ならなんでもいいのでしょうが、やはり大会という事もあって武器構成には悩みました。
- 近距離用にSGを採用するか?
- 鉄板のボルトSMGは持つか?
- G7は必要か?
- 中距離に対応するため301を持つか?
この辺は自分の得意な武器とも相談する必要が出てくるのですが、今回私たちが選んだ武器構成を紹介していこうと思います。
ヴァルキリー(私)の武器構成
ヴァルキリー(私)
- フラットライン
- 30-30リピーター
フラットラインで近中距離・リピーターで遠距離…と言う感じです。
ヴァルキリーという事もあって高所を取りやすいので、マークスマン武器のリピーターは最適でした。
G7が使える人はG7で良いと思います。
個人的な話ですが、私はスナイパーライフルやマークスマン武器の適正が絶望的に低いです。
自分では何故当たらないのかイマイチ理解出来ないのですが、おそらく弾道計算が死ぬほど苦手なのでしょうね。
例外としてリピーターだけは他の人よりも当てられるので採用した…という背景があるのでここはあまり参考にはなりませんね。
フラットラインは弱体化したとは言え、高火力なので近中距離のお供には最適でした。
SGやSMGを使わなかった理由は「ゴリゴリのインファイトになるのは終盤」、と踏んでいたからです。
みんな優勝したいでしょうし、ガンガン戦闘を仕掛けてくるのはごく一部でしょう(実際そうだった)
となると大方、遠距離武器でけん制し、シールドを割ったり大ダメージを与えたら詰める…という戦い方になるでしょう。
そのため中・遠距離武器に対抗するためにリピーター。
近距離戦になったらフラットライン、という構成に落ち着きました。
あと両方ともヘビーアモなので弾薬管理が簡単で、漁りの時間も短縮できました。
ブラッドハウンドの武器構成
次に相方である「紀陽(かずや)」さんの武器構成。
こちらは本人の使いやすい武器を選んでもらった感じです。
ブラッドハウンド
- ボルトSMG
- G7スカウト
構成目的はほぼ同じですね~
中・遠距離はG7で攻撃し、近距離はボルトSMGで戦う。
武器構成は少し悩みましたが、本人が「この構成が一番手になじむ」という事なので採用。
ムーブに関して
ムーブに関してですが、基本は安置を優先にして動き、順位ポイントを拾う事を優先しました。
キルポはランクと違って1キル=1ポイントなので、「取れたら取る」ぐらいの気持ちです。
純粋な順位
今度は順位を見つつムーブに関して解説していきます。
こちらはキルポ抜きの純粋な順位になります。
- 1試合目…2位
- 2試合目…11位
- 3試合目…1位
- 4試合目…10位
これだけ見ると「1試合目と3試合目だけ正解のムーブしたのか」と思われるでしょうが、4試合目も正解のムーブ自体はできました。
現に4試合目は「ここはキープ出来たら超強い」という場所を、同じぐらいのタイミングで別のパーティーが来て戦闘。
私たちは戦闘に負けてしまい10位になりましたが、私たちに勝ったチームはそのままポジションをキープして1位に。
つまり4試合目は「戦闘にさえ勝っていれば1位もありえた」ポジションを素早く取れていたので、ムーブ自体は間違っていなかったと思っています。
2試合目は完全に頭ぱっぱらぱーだったので、ムーブは間違ってます参考になりません。
じゃあ勝つためのムーブは?
“安置と命を優先にしたムーブ” でOKだと思われます。
物資が弱い場合はエリア外で物資を揃えつつ、レプリケーターで医療キットを作って耐えましょう。
安置外ムーブだったとしても、ヴァルキリーがいるなら十分リカバリーが効きます。
それでも早めに安置の中の良いポジションを確保するのが一番の理想です。
みんながみんな強ポジを取りたがるので。
大会の場合ラウンド4~5でも多くの部隊が生き残るので、取ったポジションから迂闊に動くことが出来なくなります。
迂闊に動くことが出来ない以上、事前に強力なポジションを取っている部隊が有利になります。
もちろんフィジカル激強マンなら無理やりポジション奪取も可能でしょうが、それでもかなりのリスクを背負う事になります。
デュオ大会でやった事3つのまとめ
今回は自分たちが実際に考えたポイントを3つにまとめて紹介します。
- キャラピックは生存優先
→詰み回避のヴァル・索敵のブラハ - 武器構成は中距離主体
→安置キープで戦うために - ムーブは安置優先
→ビーコン見てヴァルで安置に飛ぶ
これを踏まえた上で4位でした、運も絡むとは思いますが確実に改善点が存在します。
で、改善すべき点が“インファイトの強化”ですね。
安置を確実に確保するため、強ポジに先入りしている敵部隊を排除するため、急な接敵になった場合のため。
デュオなので1人が中・遠距離対応で、もう1人がインファイト対応した方がよかったかなと思いました。
なので今回の場合、私であればリピーターを捨ててSGやSMGを持つとバランスが良かったかもしれません。
そうすればフラットライン&CAR・EVA8と言った構成で、もう少しファイトに強く出れたでしょう。
ファイトに強く出れるならば積極的に強ポジの確保に行けます。
強ポジを確保しに行くこの構成なら、どちらか1人はインファイト寄りの構成にするのが正解だったかもしれません。
ここまで見ている人へ
恐らくですがこの記事をここまで見ている人は、デュオの大会で勝ちたい、もしくはなにか参考にしたいと思って見ているのだと思います。
熱意があるなら後は練習と、死なない立ち回りが大事ですね。
デュオは1人倒れたら負け濃厚なので、被弾は最小限に抑えましょうねマジで。
記事下に実際に大会で配信した時の動画を載せておきます。
神視点の動画も一緒に載せておくので、どうぞ動画も参考にしてください。
【Apex】NoDamage杯 #3デュオカスタム参戦(くろせる視点)