どうも、くろせるです。
今回は “final VR3000” のレビューをしていきます。
前々から気になっていた一品、特にVRやASMRでかなり評判がいいとか。
個人的には特にASMRでの使用が気になりますね。
他のイヤホンだって音質は良いですからね、どういった感じで差別化を図るのか気になります。
もちろんゲームでも使えると嬉しいので、その点も使ってみて試しました。
final VR3000 for Gamingの性能
まず性能からまとめて行きましょう!
- 音質はバランスよく聞こえる
- 原音に近い感じ
- 定位感に優れている
- VRで真価を発揮するらしい
- ASMRは個人的に素晴らしい!
- ミックスアンプで化ける
- イヤーフックは優秀だが…
音質はバランスよく、原音に近い音が聞こえます。
つまり高音強めでも、低音強めでもない、真ん中ぐらいの音質?って感じでしょうか。
「高音重視」「低音重視」といった風に、イヤホンは基本どちらかに特化している事が多いです。
そうなると人によっては「高音がキンキンして嫌」「低音が響きすぎてあんまり…」というように、好き嫌いが大きく出てしまいます。
しかしfinal VR3000であれば、どちらもバランスよく聞こえるようになっているので、上記のような心配は少ないでしょう。
これに関しては商品説明にもありますね~。
バイノーラル制作されたゲームやVRなどの音源において、制作者の意図通りの音色と空間イメージや方向感を感じることのできる
イメージや方向感を感じる事ができる…これはつまり「定位感」に優れているイヤホンという事になります。
FPSなら定位感は武器になる
定位感に優れているという事はつまり、音で敵の位置が把握しやすいという事。
「音が聞こえたからどこかに敵がいる!」ではなく
「右後ろの方から物音したからそっちにいるかも」という風に。
具体性を持って敵の位置を把握する事が出来るようになります。
定位感があれば、敵の位置情報を音で判別できるので、かなり有利に戦う事ができますね。
高音・低音がバランスよく聞こえるのもグッドポイント。
高音系のリロード音も、足音のような低音系もちゃんと拾ってくれますね。
バランスよく聞こえるって言うのは、悪く言えば「パッとしない音」とも言えるけど、そもそもFPS系のゲームなら、正しく音が聞こえればいい訳だから無問題
音楽鑑賞は普通ぐらいかな
高音・低音どちらもバランスよく聞こえます。
そのため音楽鑑賞においては、個人的には「まぁ普通ぐらいかな」という感じでした。
高音から出る迫力あるキレの音がある訳でもなく。
低音が響かせる臨場感がある訳でもない、という感じ。
原音に近い音をバランスよく聞くことが出来るのすが、なんかちょっと物足りなさを感じました。
とは言え「音質が悪い」という訳では決してないので、音楽鑑賞も十分楽しめます。
VR・ASMRで真価を発揮する
名前からわかる通り「final VR3000」と、名前にVRがついているだけあって、本来の用途的にはVRゲームやASMR等で真価を発揮するのでしょう。
私はVRでは使わなかったですが、ASMRで使ってみました。
バケモンだろコレ
例えば「耳かき音」「シャンプー音」「靴を磨く音」「咀嚼音」「ささやき声」とか、色々ありますよね??
ああいったASMRで欲しいのは迫力や臨場感じゃなくて、何ていうか「リアル感」な訳ですよ。わかるだろ同志。
それがfinal VR3000は精度が素晴らしい!
かなりリアルな音質を再現してくれている。
商品説明にあった「制作者の意図通りの音色」「空間イメージや方向感を感じることのできる」これが発揮される訳だ…!
特に声の遠近感が他のイヤホンとは違い、近くで囁かれるなら「マジで隣にいるのか」ってなる。
逆に遠くにいるなら「あ、右側の遠くにいるのか」って感じで、場所まで特定できるほど。
「ASMR頻繁に聞くよ」って人にはオススメ出来る。
ASMRにおける距離感や音が素晴らしい
【ASMR/音フェチ】はさみの音で美容室気分を味わえるよ♪(カット、ヘアカラー、シャンプー)
コイツまだASMRの話続けるのかよ
例えば上記「HIMEHINA Channel」のASMR動画。
動画内ではダミーヘッドの周囲を動きながら、カットの音やシャンプーの音などを発しています。
まるで美容室に来たかのように、他愛もない話をしながらのカットやシャンプーの音などが聞こえてくる…。
これが普通のイヤホンなら「良い音」で終わる所ですが、final VR3000なら彼女たちが動いてる位置やカットしている場所までわかります。
もちろん他のASMR系の動画でも、十分に力を発揮してくれますのでご安心。
ただし、音を出している機器の性能(PCやスマホ)にも左右されますね。
あんまり古い機材であれば、いかにfinal VR3000が優れていたとしても限界はあるので注意!
ミックスアンプで化ける
「原音に近い音が聞こえる」という性質のおかげで、ミックスアンプとの併用で化けます。
ミックスアンプを使えば、聞こえる音を自分好みの音に変化させることが可能です。
他のイヤホンだと、どうしてもそのイヤホンの特徴が残りますが、 final VR3000ならミックスアンプとの相性は抜群!
もともと原音に近い音が聞こえるのため、ミックスアンプの設定をいじる事で、自分好みの音に限りなく近づけることができます。
ミックスアンプは必須ではないですが、音にこだわりがある場合は、一緒に使うとより一層良い音が聞けるようになるかもしれませんね。
では、次に開封や実物の感じについて。
final VR3000 を開封していく
パッケージはこんな感じ。
VR3000 for Gamingってカッコよく書かれています。
中身はこんな感じで、いたってシンプル。
イヤホン本体とイヤーピース類、説明書、収納用の袋。
イヤーピースの数が初めから取り付けられている物も含めると、10個あるというのは他のイヤホンより多いですね。
これだけあれば、自分の耳にフィットするイヤーピース選べそうです。
専用ポーチ
専用ポーチはこんな感じ。
これは凄いシンプル。
ゴム製のイヤーフック
良い点と悪い点が両方ありますね。
イヤーフックを取り付ける事で、タッチノイズ(服とかに擦れた時の音)を軽減出来て、しかも耳掛け型イヤホンに出来る。
これだけ聞くと優れものですが、問題なのは “自分で取り付けないといけない” という事。
結構取り付けづらいですw
だいぶ苦戦しましたね、どうせつける事になるのだから、正直最初から付けておいて欲しかったかな。
あと、どうしても取り付けた部分に微妙な隙間が出来るのが不安。
将来的にここが断線しそうかなーって思う。
もしかしたら、もっとキレイに取り付けられれば問題ないのかもしれないですが、不器用な私にはこれが限界でした…。
イヤーフック自体の性能はかなり良いです。
正直これを付けないのはもったいない!面倒くさいかもしれないですが、個人的には付けた方が良いと思いますよ。
だからこそ、最初から取り付けてくれた方がうれしかったですね~。
マイク機能は使えないと思った方が良い
一応マイク機能ありますが、これに関しては素直に「他のマイク使おう」って感じ。
マイク機能は無いものと思った方がいいでしょう。
final VR3000 for Gamingの性能
- 原音に近い音が楽しめる
- ASMRなら最強
- FPS等のゲームでも十分使える
- ミックスアンプと併用するとさらに良い
- イヤーフックは優秀だが付けづらい
性能的に言うと
- FPS…〇
- 音楽…△
- ASMR…◎
こんな感じでしょうか?
「FPSゲームやるし、ASMRよく聞くよ!」って言う俺と同じ人種タイプの方にオススメしやすいですね。
余裕がある人はASMR専用で購入するのもありかも?
とは言え、ASMRやVR系に強いのは間違いないから、そっち方面詳しい人は買ってもいいかも