どうも、くろせるです。
今回はあの大人気ゲーム「Left 4 Dead 2」の精神的な続編と言われる「Back 4 Blood」についてレビューしていきます。
あの神ゲーL4D2の続編という事で、かなり期待を寄せていた人も多いのではないでしょうか?
私もこのゲームの発売をめっちゃ楽しみにしていた人の1人ですからね。
B4Bは50時間ほど遊び、カードも全種類集め、難易度ベテランまでクリア済みという状態。
ではちょっとこのゾンビゲームをレビューしていきます。
まとめ・高難易度に挑まなければ楽しい
良い点
- カードシステムによるやり込み要素
- デッキ作成によるビルド要素
- 豊富なステージの数
- 多種多様な武器
悪い点
- 異常すぎる難易度
- 運営とユーザーの方向性の違い
- 要領の悪いNPC
まずこのレビューのまとめから行きますが、私個人の結論としては【龍に生まれるはずだった豚】という感じ。
システム面はそこそこ完成されており、ビジュアルや大量のステージ、カードシステムなど、やり込み要素がたくさんあります。
良い要素がたくさんある反面、異常な難易度・頭の悪いNPC・作業要素・ユーザーの事を一切考えていない運営など、悪い側面も多くありました。
特に “難易度” に関しては昨今のゲームとは思えないほどバランスが狂っており、結果として大多数のユーザーを失う結果となりました。
そのため友達と「ちょっとゾンビ退治に行こうぜ!」と軽く遊ぶぐらいならいいですが、「高難易度にも挑戦してみようぜ!」になると、いきなり別ゲーになるので注意が必要です。
なので、難易度ビギナーで遊び続けるというのであれば、かなり良ゲーになると思います。
では良い点と悪い点、細かく紹介していきましょう。
もちろんやりたいなら全然買ってもいいし、ゾンビ好き!銃好き!なぎ倒して行くのの好き!っていうなら「はよ買え」て感じ。
でも可能なら、30%オフとか半額とか、多少安くなってる時に買った方が後で後悔しないで済むかもね~
最大の問題だと感じた難易度
▲ビギナーのラストステージクリア率が「35%」で、次の難易度ベテランに至っては最初のステージですらクリア率が「21%」というヤバさ。
個人的に今作最大の問題だと思ったのが「難易度」でした。
まず難易度ですが
- ビギナー
- ベテラン
- ナイトメア
この3種類があります。
3種類あるのですが、この難易度のバランスが非常に悪かったですね。
ビギナーはとても良い難易度
ビギナーはその名の通り、まずB4Bをプレイしたらこの難易度で遊ぶ!
敵が弱く、フレンドリーファイア(同士討ち)もないため、気軽に遊ぶ事ができます。
デッキ構成も自分が試したい構成でOKですし、誤射も気にせずガンガン撃って行けます。
初心者から気軽に遊びたい人まで、誰でも楽しむ事が出来る難易度ですね!
ベテランからもう遊べない
ベテランですね、この難易度は普通のゲームなら「ハード」ぐらいの難易度に相当しそうですが、B4Bではいきなり「ベリーハード」ぐらいになります。
そしてクリアするためには、下記の要素がプレイヤーに求められてきます。
- カード全種類所持推奨
- 攻略用のデッキ構成
- マップ・セオリーの理解
- 運
「ビギナークリアしたし、次の難易度挑戦するか!」…で、挑めるような難易度になっていません。
まず大量のカードが必要です。
全種類とは言いませんが最低限攻略に必須のカード、もしくは攻略用のデッキを組めるだけのカードが必要になってきます。
そして各マップでやる事の理解、特定ギミックやセオリーの理解、これらがないとクリアはまずできません。
さらに敵側を強化する「退廃カード」が極めて厄介になってきます。
退廃カード次第で、そのステージの難易度がまっったく別物になってきます。
なので、ここで必要になってくるのは「FPSは腕に自信があるぜ!」というパワーではなく “運” ですね。
そして上記のカードやデッキ編成、ギミックやセオリーの理解が、プレイする4人全員に必要になってきます。
これだけの下準備が必要な難易度がベテランなのです。
全員がセオリーとか理解してたら楽しいんだけど、それをこの難易度で求めるのはあまりにも酷だじぇ…
ナイトメアって難易度なんであるの??
発売から半年近く経過した今でも、ファーストステージのクリア率が 4% 程度。
難易度が高いというよりは、理不尽な難易度になっているので、正直面白いかと言われると…。
全滅したらやり直しも効かないので、そもそも「挑戦したくならない」というのが本音。
難易度が3つしかないですが、実質この「ナイトメア」で遊ぶ事は出来ないと思った方がいいです。
運営の方向性が見当違いのためユーザー数が減少
▲PC版の現ユーザー数は過去作L4D2すら大きく下回るほどに…
さて、難易度の話をしましたが、B4B発売後すぐ「難易度が高すぎる」「気軽に遊べない」という事は話題になりました。
そしてこれらユーザーの意見を受けて運営がしたことは…
なんと 「敵の強化・プレイヤーの弱体化」という、簡単に言えば “難易度のさらなる上昇” でした。
この結果、さらにクリアが難しくなったため、多くのプレイヤーがB4Bから離れてしまいました。
たしかに当時最強クラスのビルドが「近接ビルド」で、使う人が多かったのは間違いないんだけど…これには明確な理由があるんだ。
それは「近接ビルドがベテラン以上の難易度をクリアできる突破口」だったんだよ。
別に近接ビルド組みたい訳じゃなくて、多くのプレイヤーがクリアするために、近接ビルドを使っていた感じなんだ。
それを見て何をトチ狂ったのか運営側は「近接ビルド多すぎだから弱体化させるわ」って措置をとったんだ。
結果としてタンク職でもあった近接ビルドが弱体化して、ますますクリアが困難なゲームになっちまったんだ。
頭の悪いNPCは伝統
NPCは、まぁ基本的に頭悪いもんですw
ですが、B4Bは特殊リドゥンに拘束された場合や、落下の危険がある場合などは、味方に救助してもらうまで行動不能になります。
つまりほとんどの場合、誰かが助けてくれないと “死亡” が確定します。
これが厄介で、だいたいは助けてくれるんですが、たまーに挙動がおかしくなってNPCが助けてくれない事があります。
あと単純にそこまで強くないため、難易度がビギナーであれば頼もしく感じるかもしれませんが、ベテラン以上になると基本お荷物になります。
ただNPCは弾薬を無限に配ってくれるので、3人プレイヤーで1人NPCぐらいだと割と文句なしです。
弾を無限に配ってくれるから、弾切れの心配が減って助かったのはあったね。
グラフィックとたくさんあるステージ
グラフィックは流石にL4D時代に比べれば進化しているのできれいですね。
他にもゾンビが徘徊するような、退廃的な世界観が好きな人にもオススメです。
私はあのガソリンスタンドの2階で立て籠って戦ったりしているのが、ゾンビものっぽくて好きですw
ステージ数は使いまわしが多いものの、かなりのボリュームがあるので、割と楽しめると思います。
カードシステムは割と良好!
カードを集めて自分だけのデッキを組む、これはすごく面白いシステムでしたね!
これにより同じキャラや武器でも、まったく違うプレイスタイルで遊ぶ事が出来ます。
残念な点があるとすればステージクリア毎に1枚しかカードを引けないため、ステージ後半にならないと自分の組んだデッキが上手く機能しない事ですね。
この辺りを改善してくれれば、もっとプレイヤーが楽しくデッキを組めたと思います。
面白いんだけど、作ったデッキの性能が発揮されるのがステージ後半ってのが悲しい
結局やりたいことが出来るようになる頃にクリアしちゃうからね
個人的に好きだったのは武器のリロード
個人的にですが、退廃的な空気感やゾンビのいる街など私は好きです。
でも今回いちばん好きだったのは、武器のリロードモーションでしたね。
いやあれは良い!マジで各武器のリロードモーションは訓練場で全部見ましたね!
特にUMP5のリロードが好きでした!最後にパチン!ってやるやつ!あれすごい好き!
一緒に地獄に行ける友達がいるなら買い
割と酷評しましたね。
L4D・L4D2を狂ったようにやった身としては、B4Bにはぜひとも「神ゲー」になって欲しかったという思いがありました。
なので早期アクセス版を買って、発売前からも遊んでいたのですが、なんだか微妙な評価のゲームになって悲しく思っています…。
とは言え!
高い難易度というのはクリアすれば勲章モノですし、頭の悪いNPCも一緒に遊んでくれる友達がいれば問題なし!
カードを集める作業も友達と一緒に「今日は近接でガンガン前出るぜ」「お、じゃあ回復サポ型になるかな~」「ほーん、じゃあ俺は銃撃ちまくるわ」みたいな。
色々なビルドを試しながら遊べれば最高だと思います。
なので “友達と協力しながら遊ぶ” という事が目的であれば、未だにこのゲームは面白いと思います。
「ソロで遊びたい」「高難易度をクリアしたい」となってくると、結構覚悟が必要になるでしょう。
最近だとDLCも来ましたから、また盛り上がるといいですね。
一緒に遊べる友達がいるなら、このゲームは楽しくプレイできると思います。