どうも、くろせるです。
今回はアウトライダーズのプロローグを細かく解説していこうと思います。
マクスウェルはなぜ頑なに降下を指示したのか?地球ってどうなってるの?など。
小ネタなども、まとめて紹介していけたらと思います。
プロローグの出来事
- 地球が滅ぶ
- フローレスが83年かけて惑星エノクに到着
- 「エノク入植局」「アウトライダーズ」による実地調査開始
- 「チャールズ・マクスウェル」による裏切り
- 主人公が大怪我、冷凍ポッドに逆戻り
- 31年後。主人公目覚めるも、インサージェントに遭遇
- 死の荒野に放り出され、その直後に本格的に「変異者」として覚醒
プロローグだけでも、実はかなりの裏話があったりします。
という事で、それらについて詳しく解説していきます。
未曾有の災害連発で地球が滅ぶ
これはナレーション通りで、地球は滅んでいます。
ジャーナルを集めると、下記のような災害が頻発していたことがわかります。
- マグニチュード9.7(世界最大規模)の地震が世界中で頻発
- 700mを超える津波で1200万人が死亡・行方不明
- 北極の永久凍土が溶けた結果、海の生き物がほぼ絶滅
- 深刻な食糧不足により、世界人口が53億人まで減少
- クーデター、反乱、犯罪組織による支配など、戦争の頻発
この世界の地球は滅びに向かって一直線であり、上記のような災害や戦争など常に起こっていたそうです。
特に地震による被害が甚大で、その後に起こる津波や永久凍土の崩壊により、海面水位が上昇。
もはや「大地で生活する事は死を意味する」ため、各国の要人たちが集まる中で「海上都市計画」という発案がなされます。
しかし、ただ一人「シビラ・メイ・フローレス」という科学者が「宇宙船を作って、他の惑星に行くべきだ」という案を唱えました、これが物語の発端になります。
フローレスはこの時点で「いずれ海がなくなるから、海上都市は無意味だ」と見抜いており、そのため誰よりも早く宇宙船を用いた移民を計画していました。
しかし、当時フローレスの発案は現実的ではないと思われ「あなたは出席する会議を間違えている!SFの話ならよそでしてくれ!」と言われてしまってしまいます。
そのため大多数の国々は、現実的な案である「海上都市」を作って生き残ろうとして必死でした。
フローレスの完成とキャラベルの大破
時は流れ43年後。
フローレスは宇宙船の開発に最後まで尽力しましたが、完成を見届ける前に死亡。
彼女の死後、その偉大な功績にちなんで宇宙船の名前を「箱舟・S.M.フローレス」と名付けました。
この箱舟こそが、主人公たちをエノクまで連れて行った船になります。
それ以外にも「偵察船・キャラベル」という船も作られていたのですが、完成間近の事故により大破。
これにより8000人近い犠牲者を出すと同時に、 “初代アウトライダーズ” が全滅する事になります。
箱舟フローレスが83年かけてエノクに到着
なんとか地球を脱出した箱舟フローレスは、83年もの時間をかけて惑星エノクに到着。
ちなみに基本的に人類のほとんどが冷凍睡眠(コールドスリープ)で過ごしていましたが、50人ほどのエンジニアは冷凍睡眠を交代しながら、内部点検などの仕事をしていたそうです。
“本物”のアウトライダーはいない?
人類はエノク到着後、「アウトライダーズ」と一部のECA(エノク入植局)を実地調査に向かわせます。
実地調査とは言っても、あらかじめ「探査装置」という無人機によってエノクを調査しており、その探査装置が得たデータを回収するというのが目的でした。
そしてその先遣隊として、いち早く現地調査を開始したのが「アウトライダーズ」でした。
そもそもアウトライダーズは世界中の軍隊、政府団体、企業から選りすぐりの精鋭を集めた部隊…つまり超エリート部隊です。
しかし、実際にエリート部隊だったのは “初代アウトライダーズ” であり、その初代アウトライダーズ達は、地球での「キャラベル爆破事故」により全滅してしまいました。
その後、なんとか2代目アウトライダーズを結成したものの、中身は傭兵であったりと質は大きく落ちてしまいます。
結果、ECAはアウトライダーズを完全に信用する事はなくなりました。
序盤でうるさかったマクスウェルも、こういった背景があったため悪態をついてたそうです(彼にはさらに悪態をつく理由があった訳だが)
マクスウェルが裏切った2つの理由
物語開始から悪態をついていたマクスウェルですが、アウトライダーズが森で生物汚染の被害&アノマリーの嵐にあってからは一気に豹変。
タナー隊長を殺害し、森林地帯に火を放ち、さらにアウトライダーズ達を殺害するよう命令を下しています。
このマクスウェルの裏切り行為には “2つ” 理由があります。
- 自分のクビが掛かっている
- 問題があった場合、母艦であるフローレスに戻れない事を知っていた
1番目の理由は序盤の会話を聞いていればなんとなく分かると思います。
「あーこの人は自分の出世や名誉の事だけ考えてるんだなー」と。
しかし、真にマクスウェルが気にしていたのは2番目の理由「母艦であるフローレスに戻る手段がない事を知っていた」です。
ザヒディ「万が一惑星が居住不能と判明した場合に、君たちを戻す手立てはなかった。降下は片道切符だったんだ」
主人公「なるほど…それは聞いてなかった。想像はつくがな。ああ…だからマクスウェルは無理にゴーサインを出したのか」
※サイドクエスト「アウトライダーズの遺産」での会話
実はエノクに最初に降下したアウトライダーズとECAに関しては “ポッドの降下による片道キップ” しか用意されていませんでした。
つまり「エノクは住める場所ではない」とECA本部に報告しようものなら、自分たちが見捨てられる事を、マクスウェルのみが知っていました(何故知っていたかは不明)
ろくに調べもせずにエノクへの降下をゴリ押ししていたのは、これらが理由だったみたいですね。
結果、タナー隊長の「生物汚染の疑いがあるから降下を中止せよ」という発言は、マクスウェルにとっては到底聞き入れられるものではありません。
そこで彼は森林地帯の一部を焼き払い、さらにアウトライダーズ達を皆殺しにすることで隠蔽工作を図った訳ですね。
これがマクスウェルが裏切った真の理由だと思われます。
2度死んでもおかしくない程の怪我だが…
裏切ったマクスウェルを追い詰める主人公。
この時、火がトラックに燃え移り大爆発し、マクスウェルは爆発四散し死亡します。
主人公も爆破に巻き込まれて「うわー!」とか言ってますけど、パッと見「なんか平気そうじゃね?」って見えますよね?
分かりづらいですが、この爆発は「2度死んでもおかしくない程の大ケガ」だったそうです。
まぁ、マクスウェルに至っては原型すら残ってませんからね。
恐らくは変異者として目覚めかかっていたので、死ななかったのかなーと個人的には思っています(主人公は鉄パイプが貫通しても、銃で頭をぶち抜いても蘇生している)
大怪我を負った主人公ですが、まともな医療施設も作られていないので、医療施設が完成するまでは冷凍ポッドに逆戻りにさせられてしまいます。
主人公が31年後に目覚め、インサージェントに遭遇
冷凍ポッドに逆戻りした主人公でしたが、衛星アップリンクノードを探しに来たザヒディに偶然起こされてしまいます。
冷凍ポッドに入れられた時点で致命傷を負っていたはずの主人公でしたが、恐らく変異者としての能力で治癒していたのでしょう。
会話も出来るし自力で歩く事もできました。
ポッドを移動させられている?
余談ですが、シラが入れてくれた冷凍ポッドはアウトライダーズが降下時に使ったものでした。
しかし、31年後に主人公が目覚めた冷凍ポッドは、少し離れた別の施設に移されています。
▲降下時のムービーを見るとわかるが、内部に冷凍ポッドが配置されている。シラはここに主人公を運んでいる。
▲降下時に使ったポッド。ポッド自体が広く大きいため、円形に冷凍ポッドが配置されています。
▲主人公が目覚めた際のポッドは横並びであり、後から作られたであろう別の施設になっている。
主人公自体の発言やムービーを見返すとわかりますが、赤い丸印から主人公が出てきます。
ちなみにここはサブクエスト「終わりなき闇」で、反対側に入口があり、その中には冷凍ポッドがあります。
少なくとも主人公の冷凍ポッドは一度場所を変えたと思うのですが、なぜその時に起こさなかったのでしょうかね?
死の荒野にて変異者として覚醒
目覚めたばかりの主人公はそのままインサージェントに捕まり、エノクアトラクションツアーを体験した後に、死の荒野にポイ捨てされます。
アノマリーの嵐から逃れようとする主人公でしたが、鉄パイプが体を貫通し、一度は死亡したかに見えます。
しかし、直後に変異者として覚醒、鉄パイプを引き抜き生き返ります。
このアノマリーの嵐ですが、99.997%の人間は死亡します。
逆に0.003%の確率で助かるのですが、これに主人公が該当しますね。
そして助かった人間は基本的に何らかの能力を持つ “変異者” になる、という訳ですね。
主人公は31年前の森林地帯の遠征時に、すでにアノマリーの嵐に触れているので、この時点で変異者になっていると思って間違いないでしょう。
プロローグはここまで
とりあえずプロローグはここまで。
ストーリーも出来れば解説していきたいなーと思っています。それでは。